鍵交換中お客様が(元)夫婦喧嘩



もう随分前の話ではありますが、福岡市郊外にある、新興住宅地にある一戸建てのお宅へ鍵交換に行った時の事をふっと思い出したので、書いてみようかと思います。



まぁ、でも、表題の通り、(元)夫婦の方々による喧嘩の話も含まれるので、書くかどうか迷うところではありますが・・・



このコラムのコーナーも、有難い事にお客様から好評を頂いておりまして、鍵交換に行った現場で



「楽しみに見てますよ」



と、嬉しい言葉を頂くこともあり、次々更新したいのですが、最近書くネタも少なくなってきているので、迷いはしましたが、ちょっと書いてみようかなと思います。



今すぐ鍵交換に来て!と男性のお客様から



あれは、冬の寒さがまだ残る頃。



午前中に男性のお客様から



「今から鍵交換をしていただけないでしょうか。



出来れば急ぎでお願いをしたいのですが」



と、お電話を頂きました。



現場は、福岡市の隣り街で、少し距離はあるものの、その日はまだ他に予約なども入っておらず




「分かりました。すぐにお伺いいたしますよ」



とお答えし、福岡都市高速に乗り、急いで現場に行きました。



現場は、ここ数年で電車の駅が増えたり、大きな家具屋さんが出来たりと、近年拓けて来ている都市とだけお伝えしましょう。



現場まで距離はあるものの、都市高速を使ったおかげで、すぐに現場に到着しました。



いざ鍵交換



現場に着くと、先ほどお電話を下さった男性のお客様が出てこられました。




「早くに来ていただいて本当に助かりました。



玄関の鍵なのですが、標準のもので構いませんので、すぐに交換お願い出来ますか?」



とおっしゃされました。




「それでは早速鍵の交換をさせて頂きます。



交換の作業が終わりましたら、チャイムを鳴らさせて頂きますので、寒いですからどうぞ家の中でお待ちください」



とお伝えして、キーシリンダー(早い話が鍵穴の部分です)を取り外しに掛りました。




交換作業中予想外の来客が


キーシリンダーを取り外し、錠前内部にグリスアップをし、いざ新しいシリンダーを取り付けた時、一台の車がその家の駐車場に入ってきました。



その車の中から女性の方が降りてこられました。



そして、



バタン!



とドアを乱暴に閉めて、急いでこちらにやって来ました。



「ちょっと!!




何やってるんですか!!」




と、女性の方は、声を荒げました。




「鍵の取替をさせて頂いております」




と答えると、



「鍵を取り替えてる!?




鍵交換なんてしないでちょうだい!!」




と、おっしゃられました。



「そう言われましても、鍵交換をするようにご依頼を受けておりまして、もう新しい鍵に交換をしてしまいました」





家の中から出てこられた男性と喧嘩が始まりました



一連の騒ぎを聞きつけて(?)、家の中から先ほどの依頼主の男性が出てこられました。




男性に向かって女性が



「ちょっと、何勝手に鍵交換なんてしてるのよ!」



声を荒げて言いました。



そして続けて私の方を振り返り、



「鍵交換はしないで結構です。



もう帰って頂いて構いません。



ありがとうございました」



と言いました。




依頼主の男性は女性に



「お前が別れたあとも、こうやって勝手に家に入って来るからだろう!」




と言ったあと、私に



「鍵屋さん、すいませんね、最初にお伝えしたとおり、鍵は換えて下さい」



とおっしゃられました。




男性と女性の間で


「鍵交換の作業をやめなさい」



と言う女性と、



「何を言うんだ!



鍵屋さん、気にせず取り替えて下さい」



とおっしゃられる男性との間で、激論が交わされています。



ただ、私の方も商売ですから、鍵を変えるなと言う方の意見よりも、鍵交換してくれと言う方の話を優先したい気持ちが当然強いですし、女性が来られたのは、もうすでに新しい鍵に替えた後だったこともあり




「鍵交換の作業は完了ました!」



と言いました。



「ありがとうございました」



と男性は言ったあと、女性に



「お前には新しい鍵は渡さん!



何か持っていきたいものがあるのなら、勝手に持っていくのではなく、ちゃんと話し合いをしてからだ」



と言いました。



そそくさと退散

 

 

新しい鍵をお渡しすると、男性の方が、すぐさま代金を支払って下さいました。

 

 

「ありがとうございました」

 

 

と、私は挨拶をしました。

 


相変わらず男性と女性の間で口論が続いていましたが

 


「それでは私はこれで失礼いたします」

 

 

と言って、そそくさと現場を後にしました。

 


 

このような事情で鍵交換の依頼が来ることは多々ありますが、作業中両者が鉢合わせたのは初めての経験でした。

 

 


今回は、鍵にまつわるちょっと笑えない話でした。

 

 

 

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