サムラッチ錠の取り替え(その2)

このページでは、古くなったサムラッチ錠(装飾錠とも呼ばれます)を、新しいものに取り替えた時の施工例を載せています。

 

サムラッチ錠には、大きく分けて、彫り込み錠タイプと面付錠タイプの二種類がありますが、このページでは、面付錠タイプの施工例について説明していきます。

彫り込み錠と面付錠は以下の写真をご参考ください。

サムラッチ錠の彫り込み錠と面付錠の比較画像
彫り込み錠と面付錠。このページでは、右側の面付錠タイプについてご紹介いたします。

錠ケースがドアの中に埋め込まれているものが彫り込み錠タイプで、錠ケースがドアの室内側の面に取り付けられているものが、面付錠タイプです。

 

ドアの中に、錠ケースが埋め込まれている彫り込み錠タイプ(上の写真の左側)の方は、サムラッチ錠の取替え(その1)のページをご覧ください。


面付錠タイプのサムラッチ錠の取替え

さて、それではここから、面付錠タイプとなっているサムラッチ錠の取替についてご紹介いたします。

以下の写真が、今回取り替えるサムラッチ錠のです。

サムラッチ錠施工前外観
今回取り替えるサムラッチ錠の外観
サムラッチ錠室内側施工前
ドアの面に付いている、面付錠タイプです。

今回のご依頼は、室内のレバーが下がりっぱなしになっているので取り替えたいと言う内容でした。

室内側施工前
室内側の写真。レバーが下がりっぱなしになっている。

他社ではドアごと取り替えるしかないと断られた

こちらのような、面付錠タイプのサムラッチ錠はすでにどのメーカーの物も廃番となっており、もう手に入れることは出来ません。

ですが、新しいものに取り替えるためにいくつか方法があります。

 

結論から言うと、今回は以下の部品にお取替えしました。

サムラッチ錠からレバーハンドルに施工後
今回はこのレバーハンドル錠にて対応させて頂きました。
施工後の室内側
こちらは施工後の室内側からの写真です

工事完了後、お客様より

「何軒かの鍵屋さんに来てもらったが、ドアごと新しく取り替えるしか方法はありませんと、ことごとく断られてたので、あきらめていましたので良かった。」

とお喜びの声を頂きました。

 

このように、他社で断られたものでも、当店では対応出来た事例はたくさんあります。

他社で無理と断られた場合も、あきらめる前に一度ご相談下さい。

 

さて、今回はこのレバーハンドルを選択しましたが、他にも取り替える方法はございます。

ここからそれも含めて詳しくご紹介いたします。

面付錠タイプのサムラッチ錠の取替

さて、今回はレバーハンドルにて対応いたしましたが、同じような外観がご希望の場合は、サムラッチ錠にて対応することももちろん可能です。

 

その場合は、先ほどお伝えしましたように、面付錠タイプが廃番のため、加工して彫り込み錠タイプのサムラッチ錠に取り替えます。

加工が大変なので断られるのだと思います。

施工中ドアを彫り込んでいる
錠ケースを入れる穴を彫り込んでいるところ。こうすることにより、彫り込み錠タイプが使える。
彫り込み錠タイプの錠ケースを彫り込んだところ
錠ケース彫り込み後の写真
サムラッチ錠取り替え後のイメージ写真
サムラッチ錠に取り替えた場合、外観はこうなります。

サムラッチ錠からは、やはり同じサムラッチ錠に取り替えた方が外観上の変化は少なく、デザイン的には良いかもしれません。

 

(サムラッチ錠にお取替えをご検討の方は、当店で取り扱っているサムラッチ錠をいくつか載せておりますので、サムラッチ錠の取替(その1)のページをご覧ください)

 

ただ、今回のような面付錠タイプから彫り込み錠タイプに切り替えるケースの場合、どうしてもドアにかなりの加工が必要となります。

そのため加工費も発生することになり、どのデザインの物を選択するかによってもちろん前後しますが、金額は概ね48000円前後かかるかと思います。(ワンロックの場合)

 

対して、今回取り替えたレバーハンドル錠の場合ですと、26000円(税別)にて、対応が可能でした。

(今回と同じ形のサムラッチ錠の場合の金額です。デザインや大きさ違いのものから切り替えの場合、加工料金が異なる場合があります)

 

そのため今回は、このレバーハンドルにて対応させて頂きました。

レバーハンドルに取り替え後(室外側)
室外側の写真
施工後の室内側
室内側の写真

ただ、レバーハンドルに変更する場合、一箇所だけ前のサムラッチ錠のネジ穴が露出します。

それは、サムラッチ錠の把手の付け根部分を留めていたネジです。

 

この部分だけは隠れないので、パテで埋める形となります。

サムラッチ錠を取り外した後の切り欠き穴
サムラッチ錠を取り外した後の写真。上の方は全て隠れるが下の穴は残る。
穴のUP写真
隠れないネジ穴部分の写真のアップ
ネジ穴パテ埋め後
パテを埋めた後。ここは貫通穴ではないので防犯上は問題ありません。

外観が既存のサムラッチ錠からレバーハンドルに大きく変わり、下の部分はパテ埋めとなりますが、その代わりコストは大幅に下がり、使い勝手は向上します。

 

最後に、比較のために施工前と施工後を並べた写真を載せます。

サムラッチ錠からレバーハンドルに施工前と施工後
上が施工前、下が施工後

今回のように、使い勝手とコスト重視でレバーハンドルも、外観重視でサムラッチ錠も、どちらでも対応可能ですので、お好きな方をお選び下さい。

 

なお、面付タイプのサムラッチ錠は、サムラッチ錠の中ではかなり少数です。

ですが、その中でも大きさや形が様々ありますので、お取替えをご希望のお客様は、まずは写真をお送り下さい。

LINEにて事前に写真を送って下さったお客様には割引もございます。

 

LINEで写真を送られる方は、以下のバナーより友だち追加をお願い致します。

ラインで鍵交換割引の説明

それでは、今回の施工例はこの辺りで。

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