先日のこと、お客様から、
「今、母親が住んでいるマンションはカードキーなんですが、年寄りには使いにくいと言っているので、使いやすい鍵に交換していただけませんか?」
と、お電話頂きました。
色々とお話をお伺いしたところ、現在はケイデンのカードキーが使われているとの事でした。
色々とお話をした結果、
「通常の鍵タイプなら、母も使えそうだ」
と言う事で、早速お母様のもとへお伺いをし、交換をさせて頂きました。
写真は左側が交換前で、ケイデンのカードキーが付いています。
右側が、シリンダータイプの鍵に交換した後。
ケイデンのカードキーは、管理会社にとっては鍵交換のコストダウンが出来ると言うメリットがある上、
入居者の側にとってみても、ピッキングが出来ないようになっているため、防犯性能のメリットも多少あります。
しかし、欠点として、磁石を使っているカードキーなので、磁力が弱まると回らない、また磁石の特性上、クレジットカードと一緒に保管できないため、財布などに入れておくことも出来ないというものがあります。
また、カードを押し込んでぐるっと回転させて鍵を開ける性質上、お年寄りには使いにくいかもしれません。
鍵と言うのは、毎日使うものです。
何を当たり前の事を・・・
と言われるかもしれません。
しかし、この当たり前のことも、業者がきちんとお伝えしなければ、お客様はわかりません。
事実、鍵の防犯性能だけでなく、使い勝手で鍵を選んだとおっしゃられる方って、どれくらいいらっしゃるでしょうか。
ほとんどいないと思います。
毎日使う鍵だから、本当に気に入ったもの、手にしっくりくるものを選んで欲しいと思います。
そんな想いから、カギの救助隊福岡では、鍵交換をお考えのお客様のもとに、まずはサンプルをもってお伺い致します。
実際に手にとって、お気に入りを選んで頂き、気に入った鍵がありましたら、車から新品を下ろしてきて作業すると言う流れです。
実はカギの救助隊福岡では、あまり他の業者がやらない事もやっております。
その一例ですが、小さなお子様が、家の鍵を開けにくいので、開けやすい物に取り替えて欲しいとのご依頼を頂き対応させて頂いた時の事をご紹介します。
お客様のご自宅の玄関にはサムラッチ錠(装飾錠)と言って、親指でラッチを操作するタイプのものだったのですが、それが小さなお子様には使いにくかったようです。
もちろん、部品が経年劣化し、重くなっているのも原因の一つなのですが。
他社だと、同じタイプに交換すると思うのですが、当社では、とにかくお客様とお話をし、お客様の求めているイメージに近いものを探します。
当然の事ながら、お客様は鍵のことに詳しくない方が多いので、最初はイメージが漠然としています。
そこで、様々な質問をし、お答え頂いた様々な事から、イメージを練り上げて行きます。
今回のケースでは最終的にレバーハンドルの物に加工して交換すると言うことになりました。
お色はお子様のご希望のゴールド色です。
ご主人様・奥様のご意見を聞くのももちろんのこと、打ち合わせの場所に、お子様がおられる場合は、お子様の意見も参考にします。
さらにレバーハンドルの形は、ご主人様が、子供が側面にぶつかっても怪我をしにくいよう、先端にカエりが付いているものを希望されてたので、この形状になりました。
鍵穴は、奥様の希望で、小さなお子様でも使いやすいチェンジングロックを採用。
そうして完成をしました。
この作業の詳細は、施工例のページに記載しておりますので、良ければご覧下さい。
何となく今の鍵以外のものにしたいなー。
こんな鍵があったら便利かな。
などございましたら、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
お客様との会話の中で、最適な物を見つけ出し、ご提案させて頂きます。
漠然としたイメージ、曖昧なイメージでも全然OK!!
みなさま最初は漠然としたイメージから始まります。
カギの救助隊福岡には豊富な知識と、数々の特殊工事の経験がありますので、きっとお客様のお役に立てると思います。
それでは今回はここまで。