皆様は、泥棒と言えば、真夜中にこっそりとやってくるイメージがありませんか??
今回は以前お伺いさせて頂いたお客様で、朝方、目撃者多数の中、泥棒に堂々とピッキングと言う不正解錠をされ、泥棒に入られてしまったお家の話をさせていただきます。
その家は、閑静な住宅街の中にある一軒家。
ご主人様は単身赴任中で、奥様が一人でお住まいの家でした。
いつもと変わらない朝。
奥様はいつものように起床し、朝食を済ませ、日課であるお掃除をしていました。
台所に掃除機を掛けていて、ふっと勝手口を見たら、勝手口の鍵が開いてる事に気がつきました。
部屋の中も荒らされた形跡など何もなく、棚に飾っていた高級時計もいつものようにそこにあり、鍵のかけ忘れかしらと思いました。
しかし、今までの人生の中で、鍵のかけ忘れなどしたことのない奥様でしたので、不審には思いつつも、気のせいかなと思っていました。
日課である朝のお掃除も済ませ、お化粧をしようと思ったら、化粧道具一式が無くなっている事に気づきました。
鍵の開いた勝手口、一式全て消えてしまった化粧道具。
昨日の夜はそこにあったはずなのに・・・
もしかして、泥棒に入られたのではないか・・・
奥様は外に出て、ご近所の方々に泥棒が入ったかもしれないとお話をしました。
すると皆一様に、朝方、男の人が、ジョギングの格好で勝手口の鍵を開けてたと言うのです。
(単身赴任していたご主人様が帰ってきて、朝からジョギングに行ってたんだろう)
と、みんな思いこんでしまい、誰も気に留めてなかったそうです。
こうして、目撃者が多数いる中、堂々と犯行が行われました。
それにしても泥棒が侵入したと思われる時間、奥様は二階で就寝中だったわけですが、泥棒と鉢合わせしなくて本当に良かったなと思います。
泥棒は奥様と鉢合わせることのないように、このご家庭と、近所の家の行動パターンを綿密に調べ、犯行に及んだのかもしれません。
ところで、奥様のお話では、盗難されたのは、化粧道具一式だけのようだとの事でしたが、もちろん化粧道具一式も高額ではあるでしょうが、泥棒はなぜ、化粧道具一式を持っていったのでしょうか。
謎の残る現場でした。