このページでは、自社施工の会社と、自社施工せず提携業者に施工させている会社それぞれの長所と短所についてお伝え致します。
ここで紹介する内容は、鍵のみならず、水道修理や便利屋サービスなど、ほかの業界にも当てはまる内容です。
結論から申し上げますと自社施工をせず、提携業者に依頼している会社と、自社施工のカギの救助隊福岡の違いは、以下の通りです。
なお、インターネットで集客をしているほとんどの業者が、自社施工をせず、提携(下請け)業者に依頼しているタイプの業者となります。
自社施工を行なっている会社にも、また自社施工を行なわず、提携(下請け)業者が施工している会社にも、どちらにも長所と短所があります。
ちなみに私自身、14年ほど前、まだカギの救助隊福岡を創業する前は、一時期フリーランスとしてとある会社の下請け業者として仕事を受けていたことがあります。
その時の経験も踏まえて、ここから以下の項目に分けて、それぞれの業態の長所と短所についてお伝え致します。
このページの目次
それではまず初めにここから、自社施工ではなく、提携(下請け)業者が施工している会社の長所について説明致します。
こう言った業態の会社に依頼するメリットと言えば、何と言ってもお客様のお家に今すぐ訪問可能な業者を派遣してくれるところです。
また他にも、こんなメリットがあります。
例えば一口に鍵屋といっても、業者さんそれぞれに得意不得意があります。
提携業者を何社も抱えている元請けの会社であれば、お客様のご要望をお聞きして、ニーズに合った最適な業者を選定して派遣させることが出来るので、希望通りの業者が来てくれるでしょう。
一方で、短所・デメリットとしては、工事代金に紹介料がかかっていることです。
お金の流れを説明すると、以下のような流れとなります。
この紹介料は通常は下請け業者が料金に上乗せしてお客様に請求する事が多いです。
ですが、中にはお客様に請求はせず、下請け業者が頂いた代金の中から自腹で元請けに支払っている場合もあります。
前者の場合は、お客様の支払う料金が割高になり、後者の場合は、工事を行なった業者の手元に残る利益が少なくなります。
また、中には孫請けまで使っている業者もあります。
その場合は、元請けと下請けそれぞれに手数料を支払う必要があるので、手数料のトータルの金額が増えます。
※手数料のトータルの金額が増えますと書くと、お客様が高額な費用を払わねばならないと思われてしまいますが、孫請けの業者が来たからと言って必ずしもお客様の支払う金額が増えるわけではありませんので誤解なきようお願い致します。
作業料金が決まっていて、訪問した業者が値段を変える事が出来ない会社も中にはあり、お客様のお支払いになられる総額は、下請け店が来ても孫請け店が来ても変わらない場合もございます。
さて、そしてもう一つの短所・デメリットとしては、工事後に万が一不具合が発生した時の対応についてです。
不具合が発生した時は、基本的に工事をした業者が対応することになりますが、その時にまだ、工事をした業者と、元請けの会社が取引を続けていれば問題ないのですが、取引をやめてしまっていたり、もしくは工事をした業者自体が辞めてしまっている場合があります。
この時にトラブルになる可能性はあります。
会社や個人事業主、フリーランスなど、鍵に携わっている業者は、皆様が知らないだけで実はここ福岡にも数え切れないほどあり、毎年たくさんの業者が参入したり、いなくなったりしています。
元請けの会社がしっかりとしたところであれば、工事した業者がいなくなってしまっていたとしても、費用をかけて違う業者を派遣してくれるとは思いますが、そうでない場合は満足いくフォローが受けられない可能性がありますので、そこはしっかりと見極めが必要です。
しっかりした会社ももちろんありますが、インターネットで集客して、どこかに仕事を回す業態の場合、参入障壁が低いため、専門ではない会社や、ネットで集客して仕事を回すだけの会社が元請けになっていることも多く、正に玉石混交と言った状態です。
他社批判をするつもりではありませんが、事実として以下のようなお電話が毎年、ある一定数必ずあります。
「他社で鍵交換をしてもらったがすぐに壊れたのでそちらで取り換えて欲しい。」
「他社で補助錠の取付(鍵穴の追加)をしてもらってからドアの調子が悪いので見て欲しい。」
と言った内容のお電話です。
そう言ったお電話があった場合は、
「当店でもちろん対応可能ですが、費用がかかりますので、まずは工事をした業者にお問い合わせください。」
と必ずご案内するのですが、
「工事した業者が対応してくれない。」
「最初に電話したところに電話したが、施工した業者がなくなったとのことだった。」
とおっしゃられることがほとんどです。
デメリットを書くと他社批判になってしまうので、あまり書きたくはないのですが、事実として毎年必ずこう言ったご依頼があるので、あえてここに載せました。
それではここから、受付から工事、そしてアフターフォローまで自社で一貫して行なっている会社の長所をお伝え致します。
こう言った業者のメリットデメリットは、提携業者を使用している会社にご依頼された場合のメリットデメリットと正反対になります。
カギの救助隊福岡も全て自社で行なっていますので、このタイプの業者となりますので、ここからはカギの救助隊福岡へご依頼頂いた場合のメリットデメリットをお伝え致します。
まず長所としては、下請け業者を使用していないので、紹介料などの手数料を上乗せする事がないことです。
お金の流れを説明するとシンプルに以下の通りとなります。
続いての長所・メリットとしては、受付から施工、そしてその後の対応まで自社で一貫して行なっておりますので、万が一製品に不具合があった時などに、当社が責任をもって対応させていただきますので、お客様にご心配をかける事がないことです。
下請けで使われている立場からすると、お客様は元請けの会社のお客様となります。
しかし私たちカギの救助隊福岡は、受付から自社で行なっているため、すべてのお客様が自社の大切なお客様であり、そう思えるからこそ丁寧な作業が出来ると思っています。
続いて短所・デメリットについてですが、一番のデメリットは自社のみで動いているため、予約が詰まっているときなどに、すぐに訪問出来ないことがあることです。
(すぐに訪問が出来ない場合でも少しお時間を頂ければ当日中もしくは翌営業日の訪問は可能です)
また当店にも得意不得意があります。
他社で出来ないと断られるような特殊な作業や、廃番品を他の現行の部品に加工することで取り換えたりと言った事は得意ですが、鍵開けや、鍵のないところからの鍵作成などは積極的に行なっておりませんので、せっかくお電話頂いても、タイプによっては対応が出来ない事があります。
このあたりがデメリットになると思います。
ここまで長々と、提携業者を使っている会社や、当社のように提携業者を使わない会社のメリットデメリットを書いてきました。
ところで実は私は15年ほど前、まだカギの救助隊福岡を創業する前に、一時期フリーランスとして、色んな業者と提携して、下請けや孫請けをしていた事がありました。
その時に色々と感じた事があったので、文章が長くなってしまうと見づらくなるのが分かってはいるのですが、このページでは、色々と書かせて頂きました。
詳しくは下請業をやめた理由のページに載せておりますので、ご興味のある方はご覧ください。
提携業者を使っている業者にも、使っておらず自社で一貫して行なっている業者にも、どちらにも長所と短所(メリットとデメリット)があります。
また、特に鍵などの技術の要る仕事の場合は、業者それぞれに得意不得意があります。
それに、ご依頼をされる方それぞれにも、会社の大きさや知名度重視だったり、価格重視だったり、技術力や接客の丁寧さ重視だったりと、様々なニーズがあると思います。
一概にどちらの業態の方が良い悪いと言うわけではないので、そのあたりも含めてよく検討する必要があります。
色々と書きましたが、上記のことを様々に検討した結果、ご自身が「ここにお願いしたい」と思ったところに依頼されるのが一番だと思います。
それが、お客様にとって良い業者にめぐり合う最善の方法ではないでしょうか。
冒頭にも書きました通り、ここに書いた内容は鍵屋以外の業界にも当てはまりますので、何かの業者を探す際は参考にしてみてください。