ここでは、サムラッチ錠(装飾錠とも呼ばれます)を、デジタルロックへ取り替える作業の施工例をご紹介します。
サムラッチ錠は、装飾が施されている関係上高額な物が多く、今回のお客様は、
どうせ取り替えるなら、鍵を持たずに外出が出来る、デジタルロックにしたい
と言ったご要望でしたので、デジタルロックV100を提案させて頂き、施工いたしました。
以下に、作業内容を載せていきたいと思います。
今回取り外すサムラッチ錠の写真
ここ最近、新築物件ではほとんど採用されていないサムラッチ錠。
別名装飾錠と言われ、各メーカーが様々な模様の物を作成し、美しくはあるのですが、親指で操作する独特のスタイルは、人によっては使いづらく感じてしまう錠前です。
これを取り外し、使いやすいレバーハンドルタイプのデジタルロックへ取替します。
今回取り付けするデジタルロック V100
暗証番号で鍵の開け閉めが出来るのはもちろんのこと、交通系ICカードでの鍵の操作も可能です。
主錠タイプですので、外観上、玄関の錠前は一個だけにしたいと言う場合におすすめです。
さて、今回工事するのはこちらのドアです。
木製の立派な扉に、装飾の施された鉄製の枠のあるお家でした。
錠前部分の拡大写真が下の写真。
主錠としてサムラッチ錠と、上に補助錠として、暗証番号のボタンを押して鍵を操作する、メカニカルなロックがつけられています。
この上に取り付けられている暗証番号式のロックは壊れていて、鍵が正常に開閉出来ないとのことで、今回は取り外すことになりました。
上の写真は、室内側から撮ったものです。
これらの錠前を取り外し、デジタルロック用の取り付け穴を追加で開けていきます。
補助錠で付いていた暗証番号式のロックの穴は不要で、しかもデジタルロックの本体では隠せない位置にあるため、空きっぱなしになってしまいます。
そのため、鉄のように硬くなるパテを使い穴を埋めます。
レクターシールなどの商品名で売られているこの種類のパテは、効果後穴あけ加工が出来たり、塗装が出来たりするので、非常に重宝します。
もちろん、硬くなると言う事は、簡単に取り外せないという事なので、防犯上も良いですし。
パテは硬化後、サンダと言う工具で、平らに研磨しました。
そして、デジタルロックV100を取り付けた施工後写真が下の物です。
黒い操作盤のところに、白い絵が書いてありますが、これは保護シールです。
お客様に引き渡したあとは当然の事ながら剥がします。
剥がしたあとは、テンキーの青い数字が光って浮かび上がります。
上の写真は室内側から撮った写真です。
他のデジタルロックシリーズと同じく、自動施錠(ドアを閉めると自動的に鍵が掛かる)と手動施錠がボタン一つで切り替えられます。
室内側から鍵を開けるときは、レバーハンドルを下に下げるだけなので、非常に使いやすいです。
こちらのお家の場合で料金は、部品代・作業料金・福岡地区への出張料を含めて65000円(税別)でした。
木扉の場合、概ねその金額で取り付けが可能です。
また鉄製の扉でも、扉の中に彫り込む錠ケースが、軽い加工で入る場合はこの金額でOKですが、錠ケースを扉内に入れ込むために大掛かりな加工が必要な場合は、別途作業料金が3000円~5000円ほど掛かることもあります。
工事に要する時間はここで紹介したような、標準的な工事で2時間前後。
加工が難工事になる場合は、プラス1~2時間ほど掛かります。
デジタルロックに変更すれば、鍵を持たずに外出が出来ます。
今使っている鍵や錠前が故障し、新しく取り替える際には、一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。
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