このページでは、ドアの開け閉めが悪い・重いので、力が必要。
と言った場合に、修繕をする工事をご紹介いたします。
一口にドアの開け閉めが重く、力が必要と言っても、いくつかの原因があります。
・丁番の動きが悪くなっている。
・丁番がずれてしまっている。
・ドアが歪んでいる。
・ドア枠が歪んでいる。
など、様々な原因があり、それぞれによって対策が変わってきます。
このページでは、ドア枠の下部が変形してしまっている時に、修繕をした工事をご紹介いたします。
まず、以下の写真をご覧下さい。
写真だとわかりづらいのですが、ドア枠の下部の丸で囲った部分が盛り上がってしまっています。
こちらのお家のドア枠の下部が盛り上がってしまった原因は、はっきりとはわかりませんが、一番考えられるのは、地震によるものです。
地震により内部が変形し、負荷が掛かる状態になってしまい、それが長年かけて徐々に
このように盛り上がってしまったドア枠と、ドアの下の部分が接触してしまっている場合、丁番を調整し、ドア全体を上に上げる方法もあるのですが、今回はその方法は使えませんでした。
と言うのは、ドアを閉めた時、盛り上がった枠のせいでドアが押し上げられ、押し上げられたドアが今度は上の枠と接触してしまっていた為です。
つまり、ドアの上の部分とドア枠に隙間があれば、ドア全体を上に上げることもできるのですが、もうすでに隙間がない状態なので、その方法が使えないのです。
そこで今回は、変形し盛り上がってしまったドア枠の下の部分を平らにする事にしました。
まずは、ハンマーや治具を使い、ある程度平らにしていきます。
この金属の枠の下には、コンクリートがあり、そのコンクリートごと平らにしていくイメージです。
ハンマーを使用する事もあり、この時点では完全には平らにはなりませんが、大まかに平らにしていきます。
ハンマーである程度平らにしたあとは、グラインダーを使い、さらに平らにしていきます。
残っている凸凹をたいらにすることが目的ですので、グラインダーの目は粗めのものを使います。
いわゆる荒研ぎです。
写真は荒研ぎをしたところです。
この時点で平らに仕上げてしまいます。
先ほど荒目で平らにしましたが、ここからは仕上げに入っていきます。
荒研ぎは、平らにすることが一番の目的ですので、どうしても擦り傷が残ってしまうのです。
そこでこの段階ではその擦り傷をなくしていきます。
時間をかけて、少しずつ少しずつ擦り傷を消していきます。
出来る限り擦り傷のくぼみを消さないとその後の出来上がりに差が出てしまいます。
この作業は、根気のいる作業です。
じっくり時間をかけて擦り傷を消した後は、いよいよバフによる磨きに入っていきます。
完成が間近で、目に見えて光っていくので楽しい作業です。
写真では少し見づらいかもしれませんが、このように徐々に光らせていきます。
施工した部分だけが光ると変なので、ドア枠の下部全体を磨きあげていきます。
写真が全体を磨きあげたあとの写真です。
建物が建ってから三十年ほど使用されている枠ですし、変形を修正してるので、完全に新品状態にとは行きませんが、ずいぶんと綺麗になったのではないでしょうか。
もちろん、光らせる事が目的の作業ではありません。
あくまで開閉が重くなってしまったドアを軽くする事が目的です。
このように枠を修正する事で、ドアの開閉が非常に軽くなります。
それだけではありません。
ドアがずれる事で、錠前のカンヌキが上手く受け座に入らなくなり、鍵の開け閉めも重くなったしまうのですが、このように枠を修繕し、ドアをちゃんとした位置に持っていく事で、鍵の開閉もスムーズになります。
カギの救助隊福岡では、鍵交換のみならず、このようにドアの修繕も承っております。
修繕の料金は作業内容と、交換部品の有無で変わってくるので、一概には言えませんが、今回のこの作業では1万円ほどで修繕出来ました。
ドアの開閉が重い、門扉がずれてるなどございましたら、鍵交換が安心低料金のカギの救助隊におまかせください!!