今回のご依頼は、
「うちの子供はまだ小さく、玄関の鍵が使いにくいと言っているので、何とかなりませんか?」
と言う内容でした。
こちらのお家の玄関には、サムラッチ錠(装飾錠とも呼ばれます)が使われておりました。
サムラッチ錠と言うのは、親指(英語でサム)でラッチを動かす錠前です。
そのため、大人の方は、何の苦もなく操作が出来るのですが、小さなお子様には操作をすることが難しいようです。
このように、もともと操作が難しい、サムラッチ錠ですが、こちらの錠前は、内部の偏摩耗が進んでいて、親指で押さえるのに、力が必要な状態となっておりました。
これでは、この家の、お嬢様(小学校就学前)のお力で錠前を操作し、ドアを開けるのは困難です。
少ない力でも開けることが出来るものに取り替える必要がありそうです。
ところで、こちらのお家は、外側がサムラッチ錠ですが、内側はレバーハンドルになっておりました。
そこで、この家のお嬢様に
「外側もレバーハンドルだったら使いやすいですか?」
と、お尋ねしたところ
「外側もレバーハンドルが良い」
とおっしゃられました。
ご両親も、
「娘がそう言うなら、レバーハンドルに切り替えて下さい。
ついでに、小さな子供でも使いやすいように、リバーシブルの鍵を取り付けて欲しい」
と、おっしゃられましたので、錠前本体を新しいレバーハンドル錠に切り替える事となりました。
様々なサンプルやカタログをお見せした所、お嬢様のご希望で、金色のレバーハンドルとシリンダーにすることが決定いたしました。
サムラッチ錠は、切り欠き穴が大きく、取り外すと穴がたくさん出てきます。
その為、個々のドアに合わせ、切り欠き隠しプレートを作成し、新しい錠前を彫り込みます。
こうして切り替えた後の写真が下の物です。
美和ロックのLAと言う錠前本体を使用しました。
レバーハンドルは、たくさんの材質・形状・色合いの中から選択が出来るのですが、ご両親の希望で、子供が角で頭をぶつけても怪我をしないようにということで、この形の物が選択されました。
鍵穴は、お子様でも使いやすいリバーシブル構造を持ち、鍵の抜き差しが軽い、チェンジングロックを選択いたしました。
(チェンジングロックは防犯性能が良い上、とても使いやすくおすすめでしたが、メーカーの企業規模縮小のため、現在は廃盤が決定しております。
今現在は、同等の性能と使い勝手を持つ、KABA ACEをおすすめ致します。)
このお家の場合、もともと2ロックだったのですが、上の方はそのままで、下の防犯性能を上げたいと言うことで、今回は下だけの工事となりました。
こう言ったレバーハンドルへの切り替え工事は、ドアの材質や現在の切り欠き穴の位置や大きさで金額が前後します。
また、レバーハンドルは材質や仕上げ・色そして、デザインで金額が大きく異なることから、その都度お見積もりとなります。
今回の工事内容の場合の金額の紹介です。
美和ロック製のサムラッチ錠(LE)から、同じ美和ロック製のレバーハンドル錠(LA)に切り替え致しました。
鍵穴にチェンジングロックを装着し、レバーハンドルにはアルミ製ゴールド色の物をチョイスしました。
それらを含んだ総額で42000円(税別)でした。
標準的な鍵であるU9の場合は、37000円(税別)にて対応可能です。
こちらのご家庭の場合、小学校就学前のお嬢様がおられましたので、子育て応援パスポートのご提示により、少しサービスをさせて頂きました。
また、最後に、今回のアルミ製ドアではなく、木製ドアで大掛かりな工事をした場合の施工例も載せております。
併せてご覧ください。
カギの救助隊福岡では、通常の鍵交換工事以外にも、様々な工事に対応致しております。
うちの玄関の鍵を、こんな風にしたいな、などのご希望がございましたら、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
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