このページでは、勝手口のガラス入りアルミサッシドアへの鍵を追加で取り付ける工事の施工例をご紹介いたします。
こちらの勝手口のガラス入りのアルミドアへ鍵を取り付けます。
もちろん、もともと鍵は付いているのですが、既存で付いている鍵が、一般的な鍵であり、また防犯性能の高いディンプルキーなどとは互換性がない(つまり、防犯性能の高い鍵へ取り替えることが不可能な)タイプとなっております。
他のタイプに鍵を交換できないので、今回は、補助錠の新規取付と言って、もう一つ鍵穴を追加して取り付ける工事をします。
施工後の写真は、下に載せます。
このように鍵穴を一つ追加したことで、防犯性能が高くなりました。
勝手口に補助錠として、もう一つ鍵を追加で取付たいと言う場合、表側(室外側)に鍵穴を付ける場合と付けない場合があります。
その違いは、お出かけの際に勝手口から外に出ることがあるかどうかと言う違いです。
通常は、お出かけの際には玄関から出入りし、勝手口はゴミ出しなどの時にしか使わないご家庭が多いかと思います。
そういった場合は、表側に鍵穴がない、内締まりのみのタイプをお勧めします。
(理由は後ほど記述します)
ですが、勝手口を出た先に駐車場があるなどの理由で、お出かけの際、勝手口から出かける場合があるご家庭もあると思います。
そういった場合は、当然表側からも鍵穴が必要となってきます。
表側(室外側)に鍵穴があると言う事は、ピッキングなどの不正開錠の可能性があると言う事です。
したがって、室外側に鍵穴がない内締まり錠(室内側からしか開け閉めできない錠前)の場合、鍵穴がないため、物理的にピッキングなどが出来ません。
ピッキングなどの鍵穴の不正開錠以外にも、バールなどでドアを破壊する手口もありますが、内締まり錠の場合は、それに対しても有効です。
と言うのも、表に鍵穴があると言う事は、どこで鍵がかかっているか(どこにかんぬきがあるか)が推測されてしまいます。
(かんぬきとデットボルトは同じ意味です)
バールによる破壊の場合は、かんぬきが掛かっている部分を狙いますので、表に鍵穴がなければ、果たしてどこにかんぬきが入っているかが分からないため、狙いを定めにくくなり、その分時間稼ぎになると言えます。
しかしながら、勝手口からも出入りする場合は、どうしても鍵穴を付けねばなりません。
先述した通り、鍵穴があると言う事は、ピッキングなどの被害に遭う可能性があるため、鍵穴を付ける際は、シリンダー(鍵穴)の防犯性能の確保も必要となってきます。
室外側に鍵穴がない内締まり錠の場合、その事を考えないで良いので、単純にシリンダーの分のコストがかからなくて済むと言う利点があります。
先ほど、表側に鍵穴がない方が望ましい理由について書きました。
しかしながら、今回施工するお家は、勝手口を出た先に駐車場がある関係上、表側に鍵穴が必要です。
そう言ったわけで、今回は鍵穴付きのタイプで施工させていただきました。
施工の前に既存の錠前を取り外します。
この既存の錠前は、外したついでに後ほどメンテナンスを行います。
既存の錠前を完全に取り外した後は、新しく補助錠が入るための穴をドアに開けていきます。
切り欠き穴として、錠ケースが入る四角い穴一つと、鍵穴およびサムターン(つまみ)が入る丸い穴二つを開ける必要があります。
下の写真はその切り欠き穴を開けた後です。
穴が開いたら、錠前(錠ケース・鍵穴など、1セットの全てを指す単語)を取り付けていきます。
メンテナンスを行なった主錠(既存の錠前)もこの時点で一緒に取り付けます。
鍵穴があると言う事は、ピッキングなどの不正開錠の可能性がある事は、先述致しました。
そこで今回は、鍵穴部分には、防犯性能の高い、ディンプルキータイプのカバエースを取り付け致しました。
こうして無事に工事が完了致しました。
今回は、本締錠と言うタイプの錠前を使用しましたが、ドアや枠の形状、ガラスの位置などによっては、面付本締錠と呼ばれるタイプの物の方が良い場合もあります。
また、表に鍵穴が必要な場合と必要ではない場合、また場合によっては室内側を、通常のサムターンではなく室内側も鍵穴にした方が良い場合もございます。
このように、どれが一番最適かは、一軒一軒異なるため、基本的に都度都度のお見積りとなります。
補助錠の取り付けをお考えのお客様は、写真をLINEにて送って頂ければ、概算の見積もりをお出し出来ますので、もしよろしければご利用ください。
それでは今回の施工例のページはこの辺りで。