このページでは、引違い戸の戸車の調整方法についてお伝え致します。
引違い戸とは、日本家屋によく付いている、ガラガラと横に開く戸です。
この戸車が狂ってくると、戸が傾き、戸の開け閉めがしづらくなるばかりでなく、錠本体がずれて、鍵の開け閉めもし辛くなります。
また、戸と枠の部分に隙間が出来て、すきま風が入ってきたりすることも。
そのようなわけで、戸が傾いている場合は、是非とも戸車を調整しましょう。
さて、戸車の位置ですが、概ね下の写真の矢印の位置にあります。
この写真のドアの場合、戸車の調整ネジのある場所に、ゴムのキャップがありますが、戸によっては、このキャップがない場合もあります。
キャップがなくても、ほとんどの戸は、この位置に調整ネジがあります。
キャップが付いている場合、まずはこのゴムキャップを外しましょう。
外すとネジが見えるので、プラスドライバーの2番を当て、調整します。
ネジを締め込んでいけば戸が上がって行きます。
逆に緩めていけば、戸が下がっていきます。
ドア全体を見て、ドアが下がっている部分は戸車を上げて、戸が上がっている部分の戸車は下げて行き、なるべく戸が地面と直角になるように調整をしていきます。
一般的には、一つの戸に、戸車が二つ付いていて、その戸が2枚あるので、合計4つの戸車がついています。
その4つをバランス良く調整をし、スムーズに使える位置で止めます。
以上が、戸車の調整方法です。
多くの場合、この方式の戸車が採用されておりますが、中には違う場合もあります。
その場合、この方法では調整出来ません。
この方式以外の戸車は、戸を外したりせなばならず、難しいので、専門の業者に依頼される事をおすすめいたします。