メンテナンスを怠られた友人の話

私自身あまり、他社批判をするのは好きではないのですが、友人が経験したことが大変だったので、書こうかと思います。

 

先ほど書いた通り、友人は賃貸マンションの大家をしています。

私と知り合う前から物件を所有していたので、入居者が変わる度に行う鍵交換は、そのマンションの管理を任せている管理会社が指定する業者に依頼をしていたようです。

 

ある日、空室だった一室に、新しい入居者さんが入ることになり、いつものように、その管理会社指定の業者に鍵交換を依頼したとのことでした。

 

入居日になり、新しい入居者様が引っ越してこられたのですが、入居して数日後、そのご入居者様が外出先から帰宅した際、鍵が開かなくなり、家に入れなくなったとのことでした。

 

夜遅くだったこともあり、管理会社と連絡がつかないので、ご入居者様は、業者を呼んで鍵開けをしてもらったとのことでしたが、多額の費用が掛かったそうです。

鍵を開けてもらった時に、鍵が開かなかった原因を、その業者に聞くと、(新しく交換した)鍵穴には問題がなく、錠本体に問題が出ているとのことでした。

(その時の鍵開け代は、大家である自分の責任だと言うことで友人が負担してあげたそうです)

 

翌日、いつも鍵交換を依頼している管理会社指定の業者に、

(先日鍵交換をしてもらった部屋の錠本体にトラブルが出ていて、昨夜は業者で鍵開けをしてもらったが、今は鍵が閉められず空きっぱなしの状態だそうだから見て欲しい)

と頼んだところ、全然対応をしてくれないため、話がどんどんと悪い方向に行ってしまい、ご入居者様との間でトラブルになってしまったとのことでした。

 

友人はそのことで大変困ったようで、私のところに相談に来たのでした。

現地での対応

友人から色々と話を聞き、鍵を換えたばかりなのだし、恐らくその時にメンテナンスをしていないはずだから、その管理会社指定の業者に現地確認に行ってもらった方が良いと助言をしたのですが、その業者は(うちの責任ではないから行かない)の一点張りで動いてくれないとの事でした。

そのため、ご入居者様がいつまでも外出出来ず、困っているとの事でした。

 

そこで、私がご入居者様と連絡を取り、実際に現地を確認しに行きました。

 

現地で錠前を調べていくと、当店が鍵交換時に必ず行なう錠本体へのメンテナンスを、もう何十年も行なっていなかったようで、錠本体内部のグリスの油脂分が完全に抜け、固着していることがわかりました。

その固着したままの状態で無理矢理に動かそうとした(鍵を開けようとした)ため、内部の部品が変形を起こしてしまっているようでした。

 

新品に取り替える事に。しかし・・・

そこで、新品に取り替える事にしました。

 

しかし、そのマンションで使用している錠前は、特殊なものであるうえ、廃番となってしまっていて、今ではもう手に入らない錠前でした。

 

代替品として使えるものはあるものの、代替品は非常に高額でした。

また既存の物と、切り欠き穴の位置とサイズが違うため、大工事が必要となるため、工事費も発生する状態です。

 

掛かる金額もさることながら、もう一つネックなのは、その錠前は受注生産品であるため、納品までに90日前後かかると言うことです。

とは言え、90日間、いまのまま鍵がかからない状態で良いわけは当然なく、今すぐ鍵がかかるようにせねばなりません。

 

 

そこで内部の部品を全部取り出し、変形している部品は、全部板金をして、修正しました。

 

内部を修繕した錠本体
内部を分解し、変形してる部品は全て板金して修正した。

こうして、何とか鍵が普通に開閉出来るようになりました。

 

これで新しい部品が届く90日後までは、十分大丈夫そうです。

鍵だけではなく、ドア周りも

さらに、メンテナンスを怠られていたのは錠本体だけでなく、ドア周りもでした。

丁番内部は錆だらけで固着寸前で、ドアの開閉が重く、力が必要な状態になっていました。

 

また、ドアクローザーのアームも錆もひどく、ドア開閉の度に、キーキー音が出ていました。

 

そのため、この二点も一緒に修繕しました。

アームが錆びたドアクローザー
アームの連結部に錆が発生し、ドアからキーキー音が出ていた。

作業が全て終わり、ご入居者様へ、

・大家さんが今まで鍵交換を頼んでいた業者がメンテナンスを怠っていたため不具合が発生していた。

・新品に取り替えるのでこれから手配するが、受注生産品のため90日かかるので、それまで問題なく鍵が使えるように修繕をした。

事などを説明を致しました。

 

入居当日からご入居者様が気になっていたドアの開閉時のキーキー音も直していたので、大変喜んで下さいました。

また、私から色々とお話をさせていただいて、大家さんである友人の立場もわかってくださったので、大家さんとご入居者様の間のトラブルも解決しました。

 

この記事を書いている今はまだ、代替品の錠前が納品待ちですので、取り替えてはいませんが、錠前が入荷次第取り替え工事にお伺いする予定です。

再びメンテナンスの重要性

他社批判をする事は好きではないのですが、メンテナンスの重要性を知って頂ける事例として、またメンテナンスをされなかった被害にあったのが友人であったために、この項目を書きました。

 

私たちカギの救助隊福岡が所有するマンションも、全オーナーさんが使っていた業者が、メンテナンスをしていなかったので、購入後に苦労をしました。

 

また、奇しくも友人のここで紹介したいマンションで作業をした数日後、今度は逆のパターンで、顧客の管理会社様から、

「弊社管理物件のご入居者様が、ご自身で選んだ業者に鍵交換を依頼したが、どうも調子が悪いので、管理会社指定の業者さんに再度鍵交換を依頼したいので、紹介してくださいとおっしゃってます」

とお電話を頂き行って来ました。

 

するとやはり、錠本体へのメンテナンスをしていなかったため、不具合が出ていました。

ただ、こちらのケースの場合は、修繕だけで無事に完了しましたが。

 

こういった経験があり、メンテナンスの重要性を肌で感じているので、私たちカギの救助隊福岡では、他社では有料となる作業であっても、鍵交換の際に、必ずサービスで行なっているのです。

 

当店で鍵交換をして下さるお客様で、大切なお家のため、この先ご自身でもメンテナンスをしていきたいとお思いの方は、鍵交換の際に、メンテナンスの方法をお教えしますので、現地でお気軽にお申し付けください。

 

長々となりましたが、このページはこの辺りで結びたいと思います。


追記・同じ業者が作業した別物件でも

大家さんである友人のところで、上で紹介した工事をしてから一か月後の今日、また別の建物ではありますが、同じ業者が鍵交換したお部屋で、同じことがありました。

 

今度の所有者はまた別の方で、その方とは面識はないのですが、今回問題が起こったお部屋を仲介された不動産業者様が、当店の顧客だったので、その不動産業者様から困って連絡が来ました。

今度は、ご入居者様が、入居当日に鍵を受け取って、新しく住む部屋の鍵を開けようとしたその時点ですでに、鍵がなかなか開かなかったとの事のようです。

 

顧客の不動産業者様から、そのお部屋に言って修理してほしいと言われたのですが、症状を聞くと、やはり鍵交換時にメンテナンスを怠った事によるものだと推測できたので、

「もちろん、当店でお伺いすることも可能ですが、出張料や修理となると作業料や部品代がかかってしまいます。

さすがに入居当日のなので、その管理会社に言って、交換した業者に修理をさせた方が良いと思います」

とお伝えしました。

 

顧客の不動産業者様は、管理会社に電話したそうですが、前回と同じく、何を言っても来てくれず、また行くなら出張料と作業料は請求しますと言われたそうで、同じお金を払うなら、ぜひ行ってほしいと連絡があり、行って来ました。

お部屋に行った結果やはり

こうしてご入居者様と連絡を取り、行って来ました。

現地で確認するとやはり、長年にわたりメンテナンスを怠った結果のトラブルでした。

錠を分解したところ
錠を分解して点検したところ、やはりメンテナンスを受けてなかった

さらに細かく分解していくと、下の写真の緑の丸の部分のバネが変形していました。

写真は、それを修正して組み込んだ後の物です。

 

原因はおそらく、錠ケース内部に長年の間に一度も注油されることがなかったため、油切れを起こし、負荷がかかったまま使用され続けた事により、変形してしまったのではないかと推測されます。

 

新品に取り替える事が必要だったのですが、上で紹介した大家さんの物件と一緒で、納期が90日かかるため、新しい部品が来るまでの間、ご入居者様が困らぬよう、現地で修繕をしました。

錠ケース内部の写真
緑の丸のバネが変形していた(修正後のバネ)

この緑の部分のバネですが、分解した時点で、全然違う形になってしまっていたため、元の形がわからず、大変苦労しました。

 

形をペンチで作っては組み立てて動作を確認し、ダメだったらまた分解して、今度は違う形にして・・・

と言う作業を何度も何度も繰り返しました。

 

バネの巻き数と、長さ・角度が関係していたので、最適な形を見つけるまでに冬の寒い中、マンションの廊下で一時間ほど格闘してました。

鍵だけでなくドアも

ネジが緩んだままのドア丁番
ネジが緩んだままのドア丁番

さらに、悪かったのは錠前だけではありませんでした。

 

ドアの丁番のネジが緩んだままの状態でした。

 

この丁番のネジは、振動で自然に緩んでくることがあるので、当店では鍵交換時に必ずすべて増し締めしています。

(同じ理由で、ドアクローザーも取り付けネジが緩んでくることがあるので、すべて締めなおしています)

 

ちなみにですが、写真で見ると、ドア枠のネジが当たる部分の塗装が剝げているのですが、ここがネジの頭の形に剝げている時は、ネジが緩んだまま長期間使用されていたと言う目印になるので、ご自身のお家のドア枠のこの部分に塗装の剥げがある場合は、早急にネジを締めなおしましょう。

 

この他、あり得ないことですが、ドアも開閉時にギーギーと音が鳴っていましたので、そこもサービスで修繕しておきました。

今後はこの錠前も在庫しておきます。

カギの救助隊福岡では、急なカギの故障に対応するため、マンションや戸建てで一般的に使われているものの多くは在庫で持っています。

今回紹介した部品は、めったに使われていない特殊品なので、在庫していませんでしたが、顧客の管理するマンションにたまに付いているので、何かあったときに納期が90日かかるのも大変なので、これからは在庫しておこうと思います。

 

今回は、追記も含め、長いページとなってしまいました。

ここで、このページも結びたいと思います。

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