鍵交換のお礼にドア磨きのサービス


先日のことですが、福岡県糟屋郡内のお客様が、鍵交換(厳密に言うと錠前本体ごとの総取替え)をして下さいましたので、そのお礼に、ドアの磨きをさせて頂きました。




艶出し施工前のドア


こちらが艶出し前のドアです。




艶出し施工後のドア


↑そしてこちらが、艶出し施工をしたあとのドアです。



夕暮れ時にiPhoneのカメラで撮影をしましたので、若干写真が暗くなってしまってますが、長年紫外線や酸性雨に曝され、艶がすっかりなくなってしまったドアに輝きが戻った事が、お分かりになられますでしょうか?



新築時の艶がなくなってしまったなんて嘆く必要はありません。



ちょっとした施工で輝きは戻ります。



(ドアの材質や、状態によっては、戻らない場合もありますので悪しからず)




しかも、ご自分でも出来ますよ。




(ご自分でのやり方は記事の後半で)



長年使った鍵が故障したため総取替え


実は今回のお客様からのご依頼は、いわゆるシリンダー交換と呼ばれる、通常の鍵交換のご依頼ではありませんでした。




「長年使ってる鍵が壊れたので、交換して欲しい」



とのご依頼を受け、お伺いをしてみると、鍵が壊れているというよりも、錠前の本体の内部が経年劣化により破損していました。



「錠前の内部の部品が金属疲労を起こして折れてしまっていますので、今後のことを考えると、修理をして様子を見ながら使っていかれるよりも、長い目で見たら、新しい錠前にお取替えをした方が良いと思われます」



と、ご説明をさせて頂きました所




「それでは新しい物に取替えて下さい。



そして、せっかく取替をするなら、防犯上優れた物にして欲しい」



と言って下さいました。




交換前の錠前本体 鍵はゴールのS


写真は、お取替え前のドアの全体写真です。




鍵穴部分の拡大写真


こちらが、取り替える前の錠前部分の拡大写真です。



サムラッチ錠(メーカーによっては装飾錠と呼ぶところもある)タイプで、対ピッキング性能5分未満の鍵が内蔵されています。



築20~30年ほどのおうちに割と付いている事があるので、皆様の中にもこれと同じものを見たことがあるよとおっしゃられる方がおられるかもしれません。



今回は、この錠前の本体の内部が、金属疲労で折れているため取り替えとなったのですが、実はこの錠前、鍵穴は同じタイプのものしかラインナップがありません。



つまり新しく同じ種類の錠前に交換しても、今までと全く同じ防犯性能のままです。



「せっかく取替をするなら、防犯上優れた鍵のタイプに交換をしたい」



と、ご要望をいただきましたので、別のメーカーの錠前に交換をすることにしました。




KODAI 装飾錠



写真は今回お取替えをすることになった錠前で、長沢製作所の古代 装飾錠です。



サムラッチ錠の故障の場合、同じサムラッチ錠への取替に限らず、レバーハンドルタイプに交換も可能ですし、ドアノブタイプにも取り替えが可能です。



また、同じサムラッチ錠に取り替えるにしても、各メーカーが、性能や模様の違う様々な物を出しています。



そこでカギの救助隊福岡では、一通りお客様にご説明をして、お客様の一番好みのものを選んで頂いております。



このように数ある選択肢の中から、選んでいただくわけですが、今回は最終的にこの古代の装飾錠が選ばれました。



古代(KODAI)装飾錠の鍵


鍵はこのタイプ。



もちろん対ピッキング性能は10分以上のハイグレードです。




錠前の取替後



こちらが取替後の写真です。



もちろん磨きの終わっています。




錠前と鍵穴の拡大写真



こちらが錠前本体と鍵穴部分の拡大写真です。



ずいぶんとキレイになりました。




せっかく錠前がキレイになったのだから、ドアも輝かせたい!!



と、思ってしまい、依頼はされていないのですが、サービスでドアを磨かせて頂きました。




この古代の装飾錠ですが、錠前のケースや装飾の付いた把手・それに防犯上優れたシリンダー(鍵穴部分)、さらには同じく装飾が施された補助錠までセットで付いているため、お値段が5万円ほどします。



(ドアへの加工の度合いによって金額が若干変わります)



そんな高級な錠前に取り替えて下さったのですから、得意のドア磨きくらいはサービスをさせて頂きたくて。



磨き終わったあと、お客様をお呼びすると、とても喜んで下さいました。



お客様の笑顔が何よりもの励みです。



カギの救助隊福岡は、これからもお客様に安心と笑顔をお届けする事を企業の使命として精一杯営業させて頂きます。





ご自分でのドアの艶出し方法



さて、お待ちかね(?)の、ご自分でドアに艶を出す方法です。



方法は至って簡単。



市販されているシリコンスプレーを買ってきて、塗りこむだけ。



簡単でしょう。



シリコンスプレーは、ホームセンターでも手に入りますよ。




(もちろんスプレーをする前は、ドアをキレイにしておきましょう。)



ドアを直接洗う時は水気がしっかり乾いたあとにスプレーします。



(洗うのも良いのですが、錠前本体や、特に鍵穴内に水が入るのは良くないので、その点にだけは注意して下さい)



水拭きをした時も同様に水気がしっかり乾くまでまちます。



さて、スプレーをする時は、一箇所にドバーっとスプレーをしないこと。



後で汚くなりますし、乾拭きがものすごく大変です。



コツとしては、少し離れたところから、薄くスプレーをし、乾いた布でしっかりとシリコンを伸ばす事です。



薄くスプレーをしたら、シリコンのかかったところが点々のまだらになってしまうじゃないかと思われるかも知れませんが、それで良いのです。



しっかりと伸ばせば全体的に行き渡ります。




ここで二つほど注意点がございます。



ひとつは、決して鍵穴内にシリコンが入らないように注意をする事。



鍵穴は埃を非常に嫌うものです。



鍵穴内部にシリコンスプレーが入ってしまうと、埃を呼んでしまい、大変な事に!!



またシリコンスプレーは本来、障子や襖などの敷居に塗って滑りを良くしたり、リールなどの動きを良くするために使うものです。



なので、床なんかについてしまうと滑って転んでしまいます。



床についてしまった(スプレーの霧が床に舞い落ちた)場合は、市販のパーツクリーナーやブレーキクリーナーのスプレーや、アルコールなどで油脂分をしっかり落としましょう。



(脱脂と言います)




この方法は主にアルミサッシ製のドアについてお話をさせて頂きました。




木製のドアには決してこの方法をしないようにしましょう。



木の場合は、ニスを塗る・ステインを塗りこむ・ペンキを塗るのいずれかの方法が最適です。



また、シリコンが適さない場合もあろうかと思いますので、ご自分でされる時は自己責任でお願いいたします。



それでは今回はここまで。



長文にお付き合いくださいまして、誠にありがとうございました。



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