長崎へ
カギの救助隊福岡は、毎週日曜日が定休日なのですが、平日が予約いっぱいで、回り切れないお客様のもとへ、休日返上でお伺いをしたり、また、姉妹店であるくらしのお助け隊とリジーモーターサイクルの方が忙しく、そちらの方へヘルプで行ったりと、私自身はなかなか休みが取れないでいました。(スタッフには休みをとらせないといけませんので・・・)
6月に入り、少し落ち着いてきて、また顧客の皆様やスタッフの協力があり、ようやくお休みを頂けました。
実は長崎の池島はかなり好きでもう何度も行ってるのですが、最近全然行けてなかったので、この休みを利用して久しぶりに行こうと思っていました。
ですが、いつも長崎へ行くときは池島ばかりなので、ほかの観光地も回ってみたいなーとか考えたり。
そんなことを考えてた時に、たまたま島原出身の方がおられ、武家屋敷と言うものがあると教えてもらったので、早朝から起きて行ってきました。
島原城と武家屋敷
GoogleMapによると、福岡市内から島原までは高速道路と一般道では30分ちょっとしか変わらないようでした。
そこで、急ぐ旅路でもなかったので一般道を使っていったのですが、途中多良岳オレンジ海道とか、堤防道路などの景色の良いところを走ることができ、かえって一般道を使ってよかったなーと思いました。
そんなこんな3時間ほど走ってようやく島原城へ。
関西に住む私の妹は城が好きで、先日出張で福岡に来た際は、一緒に小倉城に登ったりしたのですが、私自身はあまり城に興味がなく、今回は一人だったこともあり、城を外から眺めたところで、そそくさと立ち去ってしまいました。
そのあとは、武家屋敷へ。
武家屋敷の方は、当時のままの姿で保存されていることもあり、昔はここにお武家さんがいたのだろうとか、その人はどんな気持ちでこの庭園を眺めていたのかなど想像しながら、楽しんで回ることが出来ました。
上の写真は、武家屋敷の一軒にあった台所。
ガスも電気もなかった時代、どうやって料理を作っていたのでしょうか。
焚火の火だけでは、炒飯は間違いなく出来なかったでしょうね
もっともこの時代に炒飯などと言う料理はなかったでしょうが・・・
そんなこんな、武家屋敷を観光し、島原を後にしました。
本当は、長崎の具雑煮と言うものを食べてみたかったのですが、あいにく店が開いておらず、また池島へのフェリーの時間があったため、ほかに店を探す余裕もなかったので、具雑煮は諦めました。
池島へ
こうして島原を後にして、池島へ渡るため、瀬戸港へ。
以前は神浦港から地域連絡船に乗って行くことが多かったのですが、最近は瀬戸港からフェリーで行くことが多いです。
なぜなら、地域連絡船は乗船できる人数が少ないのですが、休日に行くとたまに乗船する人数が多い日があり、人混みが苦手なわたくしは、ぎゅうぎゅうになるのがちょっと・・・
と言うわけで、地域連絡船よりフェリーの方が少し高いのですが良いので、最近はフェリーに乗るようにしているのです。
そしてフェリーの本数は、神浦港より、瀬戸港の方が多いので、最近は瀬戸港をよく使います。
それに、泊りで行くときは、フェリー利用者は、そこらへんに車を停めてよいと言った神浦港よりも、付近にちゃんとした有料駐車場がある瀬戸港の方が安心なので。
そんな訳で、瀬戸港へ行き、フェリー乗り場近くにある、大瀬戸ショッピングセンターにて買い物を。
ここはなんか、昔ながらのショッピングセンターで、懐かしい感じがして好きです。
ただ、このショッピングセンターにはお酒は置いていないので注意。
お酒を買いたい人は、付近にセブンイレブンとファミリーマートがあるのでそこにいくか、神浦港方面に少し走るとAコープがあるのでそこへいくべし。
(池島内にはお酒を売ってる場所がないため、島でお酒を飲みたい人は、持ち込む必要あり)
買い物をした後はフェリーに乗り池島へ上陸しました。
お勧めは、池島へ着いたらすぐに、フェリー乗り場前で待っているバスに乗ることです。
理由は以前紹介した通り、池島はフェリー乗り場が一番下で、観光するためにはここからずーっと登り坂を上がっていく形になるので、バスで終点(池島の頂上)まで行き、そこから徒歩で下りながら観光した方が楽だからです。
もちろん、歩くのが好きな方は徒歩で登って行っても良いと思いますが。
一周4キロ程の島なので、一周歩いても大した距離ではありません。
またそのバスですが、フェリーの時間に合わせて運行されているため、フェリーで島に来ると問題なく乗れるのですが、地域連絡船で島に来るとバスはその時間にはいません。
地域連絡船より、最近はフェリーをよく使う理由はここにもあります。
バスに乗る際の注意点を一つ。
バスはすぐに発車してしまうため、フェリーを降りたらまっすぐにバスに乗る事。フェリーを降りてきょろきょろしたりウロウロしていると乗り損ねます。
また、宿泊施設のある、池島中央会館へ直接行く方は、バスの運転手さんに行き先を聞かれたら、池島中央会館へ行くと告げるか、もしくは聞かれなかったら、グランド前でバスを降りるとよいです。少し下ると中央会館があります。
池島唯一の食堂
池島へ着くと、池島唯一の食堂、かあちゃんの店で夕食を。
池島ではここしかご飯を食べれる場所がないため、泊りで来る方は、事前にかあちゃんの店が開いてるかどうか調べる必要があります。
開いていない日は食料を持ち込む必要があります。
また、なるべく小銭を用意して、細かいので支払うと、かあちゃんが喜んでくれます。
ここのところしばらく行けてなかったので、行くとかあちゃんが、
「久しぶりやね」
と声をかけてくれました。
この日は今まで食べたことないものを注文しようと思い、から揚げ定食を。
ちなみに翌朝は、オムライスを注文しました。
「あんた、お子ちゃまみたいなものを食べるね」
と言われました。
かあちゃんは人柄も良く、ここに来るのが楽しみです。
池島中央会館
かあちゃんの店で食事をした後は、池島中央会館へ戻り宿泊を。
この日は海が見える部屋でした。
海が見える部屋は一室しかないので、運が良ければ泊まれるでしょう。
池島は本当に静かなところです。
夜は一台も車が来ないので、ほぼ無音です。
と言うのは、池島中央会館は廃墟の近くにあり、住人が夜は上がってこないからです。
そうそう、池島へ泊るなら、銭湯もおすすめです。
池島には銭湯が二つあり、一つは池島中央会館の近くの廃墟群付近にあり、もう一つは下に下って行って、フェリー乗り場の割と近くにあります。
土曜日は近い方の銭湯は閉まっているため、土曜日に宿泊する人は残念ながらえんえんと下りていかねばならないのですが、それ以外の日に宿泊するときは、近い方の銭湯が利用できます。
(中央会館内にもお風呂はありますが、銭湯がおすすめ)
銭湯は16時から開いています。
ただし、暗くなってから銭湯に行くには要注意。
街灯がなく真っ暗なので、中央会館で借りれる懐中電灯の光を頼りに歩いていくのですが、これが結構怖い。
お化け的な怖さは全くない場所ですが、野生のイノシシがいるため、それがけっこう怖いのです。
ちなみに銭湯は100円で入れます。
時間帯によっては島民も多く来るので、仲良くなれたりします。
その他、池島の紹介
さて、久しぶりのブログの更新ですが、疲れてきましたので、あとは写真の紹介。
下の写真は池島で一番高い場所から撮ったものです。
ここから見えるほとんどが廃墟です。
この高台がある場所は、四方山呼ばれるところ。
登り方はぜんぜんわからない場所から登るため、島の人に聞いた方がよいです。
自分は3回目でようやく登り口がわかりました。
その他、写真はたくさんあるのですが、あまり載せると量が多すぎるので、ちょっとだけ。
池島は本当に静かで良いところでもありますし、廃墟がたくさんあって廃墟好きにはたまらないスポットでもあり、おすすめです。
最近は来る人も少ないとのことですので、興味のある方はぜひ行かれてみてください。
(とは言え、池島に関する質問はご遠慮下さい。行き方は、長崎市のホームページにも書いていますので、そちらを参考にしてください。)
また最後に、池島は軍艦島の愛称で知られる端島と違い、人が住んでいる島です。
住人がおられる区域では、騒いだりしないようにしましょう。
それでは終わりに、帰り道で寄った西海橋の写真を載せて締めとします。
ありがたいことですが、まだもうしばらく忙しい日が続きそうですので、次の休みは来月かな。
かあちゃんに来月また来ると約束したので、来月また行こう!