鍵(ピンシリンダー)の仕組み

先日、鍵の動きが悪い(鍵が開け閉めしにくい)と言う症状のお家に行き、シリンダー(鍵穴)を分解して点検と修繕をしました。

その時の写真が、鍵の仕組みをお伝えするのにちょうど良いと思いましたので、載せていきます。

シリンダーには、
ディスクシリンダー・ロータリーディスクシリンダー・ピンシリンダー
など、いくつかのシリンダーがあります。

今回はその中で、オーソドックスなピンシリンダーの仕組みの紹介をさせて頂きます。
まず、下の写真ですが、ピンシリンダーに、正しくない鍵を差し込んだ状態です。
内筒と呼ばれる筒に、ピンが入ってるのですが、そのピンが飛び出している状態です。

(写真のこのピンシリンダーは、ピンが六本のシリンダーです)
上の写真は、内筒を真横から撮影したものですが、こちらの方が分かりやすいでしょうか?

この飛び出したピンが、内筒と同じ高さになると、鍵が回る仕組みです。

(写真は分かりやすいようにピンが全て飛び出していますが、実際は引っ込んでいる状態でも鍵は回りません)
上の写真は、正しい鍵を挿し込んだため、ピンの高さが、内筒の淵と同じ高さに揃ったところです。

この状態になると、鍵穴は回り、鍵を開閉出来る状態となります。
ところで、なぜ内筒のピンが飛び出している状態だけでなく、引っ込んだ状態でも鍵は回らないのかと言えば、それは外筒と呼ばれる部分にもピンが入っているからです。

内筒に下ピンと言うピンと、外筒に上ピンと呼ばれるピンがあり、その二つが揃って初めて鍵が回るのです。
上の写真の左側が内筒、右側の大きいのが外筒。

外筒の中から飛び出しているのは、外筒から内筒を抜く時に使う工具なので、無視して下さい。

ちなみに、外筒の中に内筒が入っている状態(完成された状態)は下の写真のものです。
この辺りの説明は難しいので、また今度よさそうな写真が撮れた時に、載せようと思います。

少し中途半端となりましたが、今回はこの辺りで。
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