他社が取付方法間違えていたドアクローザーの修繕

あまり他社批判のような事はしたくないのですが、これはちょっとと思う現場に遭遇しました。

 

先日「他社で取り付けてもらったドアクローザーがすぐに外れるので、きちんとした物に替えてほしい」

とご依頼を頂いて、現地に訪問したのですが、

(なぜこんな取り付けをしたのだろう)

と理解に苦しみました。

 

まずは問題のドアクローザーの写真を載せます。

取り付け不良のドアクローザー
すぐに外れるとおっしゃられたドアクローザー

上の枠に付いているブラケットと呼ばれる部品が外れています。

(後述しますが、ドアクローザーの性能も

 

少しわかりにくいので、ブラケット部分を拡大した写真を載せます。

何と、ビスではなく針金で付けられています。

本当に理解に苦しみます。

 

たくさんのビス穴が枠の部分に開いている事から想像すると、ビス穴が弱くなり、いわゆるバカ穴と呼ばれる状態になりビスが抜け、違うところにビスを打ち込んだものの、そこもまたバカ穴になり、さらに違うところに穴を開け・・・

 

を繰り返し、最終的にビスを打つ場所が無くなり、針金で固定していたのかもしれません。

 

さらに言えば、取付方法が悪いだけでなく、ドアクローザーの性能の選定も間違っています。

再び壊れたドアクローザーの写真を載せます。

取り付け不良のドアクローザー
壊れているドアクローザー

このドアクローザーを見て、詳しい方ならわかるかもしれません。

このドアクローザーは、リビングなどの、軽量な室内の間仕切ドア用(ドアの重さが30キロまで用)のドアクローザーです。

 

ドアクローザーは、軽い扉用から重い扉用まで、ドアの重量によって、さまざまな専用のドアクローザーがあります。

 

重量の重いドアに、軽いドア用のドアクローザーをつけると、性能不足でドアクローザーはすぐに壊れてしまいます。

 

しかしだからといって逆に、軽いドアに重いドア用のドアクローザーを付けると長持ちするかと言えば全くそうではなく、逆効果となります。

軽いドアに、重いドア用のドアクローザーを付けると、そもそもドアを開けるときに、ものすごい力が要ります。

ドアクローザーの油圧が強いので、ドアを開けるのがかなり重くなります。

 

重いのを我慢すれば、長持ちすると言いたいところですが、軽量ドアは、ドアもドア枠も強度が高くありません。

そこに、油圧の強い重量扉用のドアクローザーを付けると、ドアやドア枠に負担がかかり、それに耐えきれずドアやドア枠が割れて壊れてしまいます。

 

そんなわけで、ドアクローザーの取付方法や取付位置も重要ですが、そのドアに合った最適なドアクローザーの選定もかなり重要です。

 

今ついているドアクローザーは、ドアの重さが30キロまで用ですが、このドアは45キロほどあるので、45キロ用のドアクローザーを付けていきます。

ドアクローザー取り付けの施工風景

新しいドアクローザー取り付けのために、壊れたドアクローザーを外したところ
新しいドアクローザー取り付けのために、壊れたドアクローザーを外したところ

ドアの方にも無数の穴が開いているので、いろんな位置に取り付けをしてみたのではないかと想像されます。

 

ドアクローザーの取付位置も、実はドアやドア枠に負荷の少ない最適な位置があります。

以前付けた業者さんは、最適な位置を知らず、ビスが効く位置だけを考えて、ビスが効く位置を探して沢山穴を開けたのかもしれません。

 

確かにドアクローザーを付けたい最適な位置が、ビスが効く位置とは限らないのですが、ドアの板に強度がなく、付けたい位置にビスが効かないときは、見えないドアの内側に補強を入れたりすればよいのですが、そのことも知らなかったのかもしれません。

 

そんなわけで、負荷がかからない最適な位置に、穴を開けていきます。

ドアクローザー取付用の穴を開けているところ
最適な位置に、ビス用の穴を開けていきます。
ネジが効くようにタップを切っているところ
タップと言う工具を使ってネジ用の溝を作っているところ

そんなわけで、ドアクローザーの取り付けが出来ました。

ドアクローザー取付後の写真

ドア周りのメンテナンスサービス

さてこのようにドアクローザーは無事についたのですが、把手(とって)のラッチの部分のネジの頭がねじ切れています。

 

この部分はご依頼を受けた部分ではありませんが、サービスで修繕していきます。

ネジ切れたビス

頭のとんだビスを外し、新しいビスを入れます。

新しいビスを入れているところ

そして完成です。

新しいネジを入れた後の完成写真

最後に、ドア丁番のネジのゆるみをチェックして、丁番内部に注油して作業完了です。

丁番に注油しているところ

カギの救助隊福岡では、鍵交換や錠前の取り付けや、今回のようなドアクローザーの交換などの際には、快適にドアをお使いいただくために、ドア周りの修繕やメンテナンスをサービスしています。

(ドアの歪みがひどい場合や、修繕のために部品が必要な場合、稀に別途費用が掛かる場合があります)

 

さてこれで、今回のドアクローザーの交換の紹介を終わりにします。

自分はあまり、他社批判になりそうな事を言うのは嫌なのですが、今回もともとつけられていたドアクローザー工事があまりにもひどかったので、修繕風景の載せました。

 

ドアクローザーは、最適な位置があるのですが、何度もドアクローザーを交換したことのある人でも、意外と最適な位置を外している時があります。

最適な位置でなくても、きちんと付いていて、問題なく動けばよいと言えばよいのかもしれませんが、自分は気になるので、取付の際には最適な位置はどこかと、ドアの動きを見ながら探って取り付けています。

 

鍵だけでなくドアクローザーの交換も、カギの救助隊福岡にお任せください。

それでは今回のブログはこの辺で。

カギの救助隊福岡の電話番号一覧